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記事詳細

登録日2016-05-01
記事種別計画中
工事種別建築
公共/民間公共
工事名称新郷土資料館計画
発注者/事業主体/申請者東京都八王子市
地域関東・甲信
工事場所東京都八王子市子安町3-26-11ほか
工事概要[概要]東京都八王子市は、2016年度の新規事業として、新郷土資料館の整備に向けた検討に着手する。老朽化した現郷土資料館に替わる新たな資料館を、八王子医療刑務所移転後用地内に計画。16年夏までに基本構想・基本計画策定検討会議を発足させる。16年度当初から委員の選定など準備に入り、7月ごろに初会合の開催を見込んでいる。あわせて、基本構想・基本計画策定委託の公募型プロポーザルを16年度早々に実施する予定。「17年の市制100周年にあわせて、新郷土資料館のイメージパースを公開したい」(石森孝志市長)考えで、17年度までの2カ年で基本構想・基本計画の策定を目指す。17年度からは展示方針の検討にも入り、18年度に策定する予定。また、16年3月18日には同移転後用地活用計画を策定。新郷土館を含めた「新たな集いの拠点施設」の整備に向けた基本計画や実現化手法などの検討・調査も今後、並行して進めていく。用地取得を前提として、19年度以降に施設・展示スペース整備に向けた調査・基本設計、実施設計、整備工事を見込む。16年度予算案には同事業費として645万8000円を新規計上。このうち、基本構想・基本計画策定委託料(16・17年度継続)として、558万9000円を盛り込んでいる。 ◆歴史的価値のある公文書の保存・活用と、市史編さん事業で収集した資料の活用など、八王子の歴史・文化を次世代に継承するため、老朽化した現郷土資料館(八王子市上野町33)に替わる新たな郷土資料館を整備する。八王子医療刑務所移転後用地活用計画は、昭島市に移転予定の医療刑務所跡地(八王子市子安町3-26-11ほか)約5.3haが対象。同用地活用検討調査業務は三菱UFJリサーチ&コンサルティングが担当。パブリックコメントなど市民意見を踏まえて活用計画を策定した。医療刑務所は、法務省が16年度完成に向けて昭島市内に計画している国際法務総合センター(仮称)に17年度に移転予定。移転跡地は、財務省から同市が取得することになる。用地取得は早ければ18年度を見込む。石森市長は、施設整備に当たっては「民間活力の導入なども検討していく」とし、「用地取得から4、5年をめどに整備したい」との考えを示している。